現代の採用活動では、企業サイト、採用サイト、そして就活アプリなどのデジタルを活用した活動方式が主流。採用側と求職者側の双方にとって効率的な採用活動が可能となっています。しかし、このような採用活動のデジタル化が進む中、チラシやパンフレットなどの紙媒体も未だに活用されているイメージはありませんか?実は、紙媒体を一切使用せず、デジタルのみで採用活動をする企業はほぼ存在しないこともまた事実です。
それは、デジタル媒体の多くがプル型であるのに対し、紙媒体は「プッシュ型」のアプローチであるためです。プッシュ型の採用アプローチには、潜在層を呼び込むだけでなく、リーチ層の決め手となるという働きがあります。プル型とプッシュ型にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、企業はこれらを併用することでバランスよくかつ効率的に採用活動を進めているのです。今回は、採用活動における「採用パンフレット」活用のメリットについてご紹介していきます。
パンフレット作成のメリット
要点を抑えた情報を
パンフレットはあくまでも情報の補完ツールに過ぎません。企業サイトや採用サイトでの膨大な情報量を抜粋し、本当に必要な情報を伝えるという役割を担っています。これは、言い換えればパンフレットを見るだけで読者はおおよその重点をカバーできるようになるということです。そういった意味で、パンフレットは汎用性が高く、採用活動以外にも広報・営業など、様々なビジネスシーンで活用されているツールになっていることが分かります。
特別感をあたえる
実際の紙に印刷されたパンフレットは視覚だけでなく、触覚、嗅覚をも刺激します。中でも紙のデコボコやツルツルとした紙ならではの質感と温かみにはなんともいえない感覚になるもの。デザインに関しては、その会社の独自性やコーポレートカラーが全面に押し出されたものが多く、求職者の印象に残りやすくなります。
その他には、制作だけでなく実物の配布にも手間がかかるパンフレットを取り入れているという観点から、求人に力を入れている会社であるとアピールすることができます。取り入れ方の例として、会社説明会に参加した人限定で配布することで、受け取った側が「限定感」や「特別感」を感じることは間違いないでしょう。
形として手元に残る
デジタル化が進む現代ですが、デジタルで扱う情報には制限が無く膨大です。そのため、ユーザー自身が意識して情報を残そうとしない限り、古い情報が新たな情報に埋もれていくことは避けられません。一方で、紙の場合はどうでしょうか。実物があるというだけで再度手に取ってもらえる可能性は格段に上がります。例えば、何気なく捨てずにいたパンフレットでも、何かしらのきっかけで改めて見返されることはあり得ますよね。あるいは、それが志望度が高い会社のパンフレットであった場合、もう一度要点を確認することで企業理解を深めることなります。
映画のチケットって、後から見返すとその時の記憶がよみがえるんだよなぁ。
魅力的な採用パンフレットを作る際のポイント
では、実際に読者をひきつけるパンフレットを作成するためのポイントについて触れていきます。
写真が命!
有名な作家や編集者ではない限り、文章だけの内容ではどう頑張っても読み手を惹きつける力が弱くなります。ここで意識したいのが、「写真」です。パンフレットでは写真が命といっても過言ではないくらい重要なものなのです。
というのも、第一印象が大事というように、写真一枚でその会社に抱く印象が変わるためです。会社の外観や人物などの写真である場合が多いですが、その企業のイメージに沿った風景や商品が起用されている場合も多々見受けられます。「どういった写真を撮ればよいのかわからない」「事務所が小さかったり、見栄えがよくない」といった場合でも、プロのカメラマンに依頼すると最適な撮影をしてもらえるため、おすすめです。ちなみに、相場の費用は約10万円ほどです。
企業を知ってもらう
内容としては代表者あいさつ、企業概要、企業理念、事業内容などの基本部分は入れていきたいところです。ただし、詰め込み過ぎは禁物。あくまでも情報の補完ツールであることを念頭に入れ、「伝えたいこと」をバランスよく盛り込むことを意識します。また、紙媒体の特性上、一方通行のコミュニケーションになりがちです。コンテンツを決定をする際には、求職者が知りたいと思う情報や選考が進む上でポイントとなる情報は何かを意識して掲載することが重要です。
だからこそできるデザインを
WEB上では、デザイン面においては技術的に限界があり、紙媒体に軍配が上がります。このデザイン性での紙が持つアドバンテージを活かし、選考フローや沿革などの表や図解の部分を凝ったデザインにすることが可能です。
学校の先生や保護者に向けた内容にする
高卒採用の場合、教員が企業との窓口になったり進路指導をしたりすることから、教員の視点も意識していきたいところです。教員側から推薦してもらえて、かつ保護者に納得してもらえるような内容を意識します。
掲載コンテンツの例
企業情報
企業の所在地や代表者氏名、資本金情報などの基本的な情報。
企業沿革
創立の背景やこれまでの経営方針など、企業歴史。図やフローチャートなどを用いて分かりやすくまとめます。
福利厚生・ワークライフバランス
手当や各種保険、年間休日など。企業独自の制度・取り組みなどがある場合には、全面的にアピールします。
仕事紹介
職種や部門別の仕事内容。一日の流れなどを取り入れることで、より具体的な仕事内容が伝わります。
選考フロー
試験の内容や選考スケージュール。図やフローチャートなどを用いて分かりやすくまとめます。
スタッフの声
仕事のやりがいや休日の過ごし方など、実際に働いている従業員の様子や従業員が感じていること。個人の魅力を通して、企業の魅力度アップへとつなげることができます。
採用パンフレットの活用事例
会社説明会
会社の特徴・魅力が簡潔にまとめられたパンフレット。会社説明会ではパンフレットの流れに沿って進めると追加情報なども漏れることなく説明ができそうです。
学校訪問時に持参
高校や専門学校、そして大学など直接教育機関へ訪問する場合、企業の名刺代わりとして活用することができます。また、学内企業説明会に参加する場合には配布資料としての活用が期待できます。
求人票と一緒に発送
学校宛てに求人票と一緒に発送することで実際にパンフレットを手に取ってもらい、求人票の情報だけでは伝わらない魅力を知ってもらえるきっかけに。
面接時
実際の採用面説の際、試験官はパンフレットの内容に触れながら質問をすることが可能です。
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